4年物の山漬けを下ろし 美味しくいただいています
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白鮭の事をドッグ・サーモン等と呼ぶ国もあったり 犬用の鮭だ美味しくないといわれる美食家
ぶっている方がたも居るんですが 美食家でもこのての鮭を食べた方はそう多くはいないように
思われます 海を泳ぎ回っている時には10Kg 一般的に大きな鮭と言われるもので4kg位です
普通の倍以上の大きさになるタイプの鮭は北海道の5河川に戻り自然産卵を繰り返し繁殖してきた
もので 生のまま調理して食べても美味しいのです しかしこの鮭には本格山漬けが似合っていて 
この鮭が本来持っている素材の力というか旨みの 総てを出していると言えるかもしれません

西別川 標津川 十勝川 遊楽部川 天塩川 北海道の中でも何か特別の研究をする時に
この5河川は環境が大きく違っていたり さまざまな事を比較する上で使いやすかったのだろうか
鮭・鱒の採取や放流 等が相当昔から行われていたことが記録されています
上記5河川には現在でも10kクラスがわずかだが戻ってきて捕れている 中でも遊楽部川は
割合に多いほうだ 記録にはないが日高の幌満川で10Kgオーバーを何頭も見たことがあったが
天然遡上で自然繁殖されていた鮭でした 5河川以外にも立派で美味しそうな鮭が北海道には多いと
思われる 山漬けには肩が盛り上がった大きめの雄の鮭がむいています

今年の3月にアップしたブログに山漬けの作り方の概略を乗せていますので 一読下さい

今回は函館に来る目的の一つには なんとか山漬けを 
何切れかいただけないか? のお願いがあるんです と電話でおっしゃるので
電話での返事はとにかく いらっしゃい と言いました オーケーしたという事になります

この写真の鼻曲がりは大きさといい 熟成度といい最高級でした
このまま焼いて食べる時には皮部分のみ たわしを使い水とお酒半々を使い洗い流して
強過ぎる匂いを取り除きます また石狩鍋の時には生鮭には軽く塩を振り2-3時間した
ものと一切れの半分位を入れると深みのある鍋となります

焼き冷まし にしたものが我家の台所の隅に 皿ごとラップされて置いてあり
身をほぐしてサラダにのせたり ピザの中に お茶づけ 汁ものに 
あっ という間に使いきってしまいます  クセになる上手さです

  
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 いかの塩辛やかつおの塩辛 それ以上に塩辛いかもしれませんので舐めるように食べますが
腎臓を傷めてはいけませんから 水分を沢山摂るようにしています

今回使用した刃物は秋田県阿仁の鍛冶屋 西根さんが製作したオリジナルです
鮎の掛けバリをプレゼントした御礼だという事でした 使いやすく抜群の切れが特長