知人がまったく居ない函館へ犬の集団と引っ越す事になった年に
帯広・江別の大学 その他で調べてもらい 頼りになる人物を紹介していただく事となり川又氏を知る
初めてお会いした時 貴方が来る事を待っていました と言われて気が楽になった
氏は獣医博士で経営していた病院はとても立派でした
週刊文春が平成十八年に 日本の獣医100名が選んだ 「 ペットにいい病院 」なるアンケート結果
北海道函館の川又犬・猫病院が上位となっていたが 地元ではきさくな人柄ゆえ
口の悪い年寄と受けとられたりしていたが その反面 数多く優秀な獣医を育てた方である
氏の病院には常に数名の医師がいて
私達は時々 事務所の隅に隠れるようにして 玄関から入ってくる犬を視診して何の病気をしているかを
見抜く事をたびたび行い正解かどうか また雑談の中から素晴らしいアイデアが出たりと親交を深めていたが
数年前に川又獣医博士はお亡くなりになった とても淋しい
ある時 相談をうけた
相当高級な車1台分かかるが 作ってもらうか迷っている? 医療機器の事だった
内視鏡そのものは金額的にさほどではないが それをコントロールするセンターや記録したりモニターできたり
もろもろが必要になると しかし研究を進めたい一心は変わらずオリンパスへ発注する事となったのは
簡単に言うと 人工授精に必要な機械である 車に興味は無い事となったのです
装置と用具に慣れて熟練を重ねて
遂にその日がきた 私の愛犬 カイ君と黒パグのナッチ(小夏)が被験者である
健康管理・体力は十分の両犬 川又氏に対する信頼 私にも自信があった
いざ開始する直前 氏とは目と目だけで言葉を交わした
モニターを見ながら順調に作業は進んでいましたが
『 えー?あー! 』、とビックリ 想像もしていなかった事が幾つもあり
その度 互いの目線はバチ・バチと音を出していたかのようだった
生前に氏より送られてきた手紙とDVD そして何を思ったのか この写真です
かくして4頭の赤ちゃんは帝王切開で無事誕生し 小政・小桃・小春・小梅となりました
体内を鮮明なビデオ画像での撮影ができた事や 子宮口にあるボールにスリットがあり
それがある瞬間半回転して スリットが子宮内に向く事など 犬独特の事であり
それまで知られていなかった事等が解明される大切な記録となりました 後に小動物学会で
その一部を発表し多くの獣医に影響をあたえて 大賞となりましたが
成功率98%となる この方法を使う事で乱繁殖 又は冷凍精子が世界を飛び回る事に繋がる
恐ろしさも考えなければいけない事を私達は知っていましたから
人間と同様 妊娠しずらい時のみの方法とする事にしたんです
川又獣医博士グループの一員だったことで 私は人間として一歩前へ進む事ができたように思うんです
今後も研究を続け 健康であり各家庭で喜ばれる幸せな犬を育てたいと思い
少しだけ過去を振り返ってみました
一度決めた目標を わき見せず真直ぐ向ってゆく姿勢をくずしたくないので。
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楽しい記事と写真が たくさん載っていますよ
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