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津軽海峡で釣り上げた黒まぐろ(本まぐろ)を今日は松前に6本荷揚げしてセリをしてもらった
船の後部(どま)赤色に見える布がぶらさがっている
黒く長い円柱は16mもあるカーボン製の釣竿で船に固定されています 
先端にはブレーカーを付けラインを通したりラインが外れたりするようになっていて
まぐろとは人間の手とラインだけで繋がる事となります まぐろの身が焼けてしまわないように
手早く釣上げようと努力するんです
まぐろを荷揚げできる漁協には専用のセリ人がいて何時でも組合に来てくれ相場を付ける


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札前漁港にある一軒家の一階は小太郎と小次郎 私達が使い 2階部分は柴田氏が使いながら
毎夜釣りの事 船の事など話は尽きなかったが 
不思議な事に過去スキースポーツで日本チャンプをとり続けていた二人だが スポーツの事
が話題になった事はなかった 不思議な事だ
それにしても 私はこの写真以上の笑顔をした記憶が無い


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まぐろ釣師は自分の息子すら同船させないし まして仕掛けや 細かな釣方は見せない
テレビに出ている方々も見せても良い範囲に留めている筈だが?
本当に稼ぎ頭をしている漁師はそれぞれ独自の工夫がある訳ですから 
手の内を見せる事が引退前にあるかどうか?なんです 
氏から ジャンボ一本釣り用船の作り方と造船所 カーボン16m竿の製造所 針やラインの接続
等など まぐろの探し方 ソナー等を消した状態で近づく方法 
絞め方はまぐろの価値に密接な事なので重要である 
私は魚釣りに十分精通していると思い込んでいたわけで まぐろ釣りは多少重量があるから等と
軽く考えていたが それが過ちだった事は実戦で知る事となった
スピードとトルク パワーと重量 まぐろ釣が他の釣と圧倒的に違う 当たり前のようですが
特別な釣りな事でその人の生活までも変えてしまうんです 漁の加減で生計をたてる漁師の方には
難しい選択が必要であると想像しますが 人生を楽しく豊かなものにする事も考えてほしい

当時私は60歳 氏は64歳直前 8月末から年末迄の間は『真剣なまぐろ釣り遊び』だ